ABOUT

ABOUT SHOJI

ABOUT SHOJI
障子のこと

障子のDNAと、
現代の暮らしとの
融合点を探し出す

私たちがこれまで続けてきた道具に、日本住宅の建具の典型とも言える”障子”があります。日本人が自然材を生かし、環境と共に生きる生活の知恵から生まれたこの機能的な日本らしさを備えた障子は、私たちの木工加工の技術や経験値が詰まっています。様々な機能性を持ちながらも、現代の住宅環境の中で使われるシーンが限られてきた障子に新たな息を吹き込むことで、今とこれからの人の生活を豊かにする新しい姿を届けられると考えました。少ない材で多様な役割を持たせ、長く使い続ける道具である障子の素晴らしさを、私たちの生活に持ち込んでくれるSHA / SHAは、現代の障子と言えるのかもしれません。
  • FUNNCTION 01

    隔てる/遮る

    間仕切りとして空間を隔てる、内障子として外部からの視線を遮る、外からの直射日光を遮るなど、障子はその一つの姿でありながら、様々な「遮る・隔てる」役割を持っています。それは、空間をシャットダウンするのではなく、手前と奥の空間を遮りながらも、繋がっているものとして認識させてくれます。SHA/SHAの”空間をゆるく分ける”考え方はこのような感覚を大事にしています。
  • FUNNCTION 02

    通す/透かす

    障子紙を通した光は柔らかく拡散し、優しい光として室内に取り込まれます。平安時代には「明かり障子」と呼ばれ、間仕切りと採光性の二つの機能を併せ持つ画期的な道具とされていました。SHA/SHAは、この障子特有の考え方に習い、斜めに走る格子から向こう側を透かすことで、圧迫感をなくし、空間に軽さや柔らかさを与えてくれます。
  • FUNNCTION 03

    可動する

    その軽さと構造ゆえに、引き戸として左右に移動したり、外して持ち運んだり仕舞えたりすることも障子の特徴です。外したり、開放したり、開口具合を調節したりすることで、風の流れや空間の用途を変えるなど、フレキシビリティーの高さを備えています。SHA/SHAも同様に、あるときはオブジェ、ある時な間仕切りや物を隠す道具として、状況に応じてさっと移動出来て、その役割を変化させることが出来るといった、一つの道具でいくつもの役割を果たす合理性を備えています。
  • FUNNCTION 04

    彩る

    障子は、物理的な機能に加え、室内に彩りを与えてくれもします。格子の紋様や障子紙の雲母・胡紛などで作られるグラフィカルな表情に加え、障子越しに見える草木の影を写し出したりもしてくれます。SHA/SHAは、その斜めに走る格子のパターンそのものの表情を楽しめることや、格子同士の重なりによって生まれる偶発的なパターン、またその格子の影が床や壁に投影されたり、その影がキャンドルのライトによって揺らいだりと、部屋のノイズを隠すと同時に、空間にリズムや彩りを与えてくれます。

MATERIAL

MATERIAL
素材・加工について

樹齢200年超の
最高級針葉樹

わたしたち建具屋が障子を作る時に使用する木材は、
樹齢200~300年の針葉樹の大径木。
樹齢100年弱の小径木でも今から3世代前の曽祖父が、
大径木になると6世代前で曽祖父の曽祖父が植えた木を、
わたしたちは使わせていただいています。
さらにアテ、節、ヤニ、キズがなく色目の良いものを選別して使用します。
  • MATERIAL 01

    木材本来の美しさからの
    経年美化を楽しむ

    挽いた板は約4~6か月間、天然乾燥させます。
    天然乾燥は文字通り、天日にさらして乾燥させる方法ですが、一般的な人口乾燥比べ、広い場所と相当の時間と手間がかかります。
    建具材として使用するには含水率12~15%を基準としており、一般に使う木材と比較するとかなり乾燥しています。
    天然乾燥の木材は、時間をかけて乾燥させるので二酸化炭素を排出が少なく、油分を維持して匂いがあり、削っても艶があり、木材本来の美しさがあります。
    障子は製作した後、設置場所で空間を間仕切ったり、太陽光を柔らかな光に変えたりと活躍します。
    製作した時がピークではなく、長い年月をかけてゆっくりと「経年美化」する障子は天然乾燥の材でしか製作できません。
  • MATERIAL 02

    障子の端材を再利用して
    新しい命を吹き込む

    障子を作る木材は、これだけ価値と品質が高いものですが、わたしたちがいただく注文は全てが特注なので、どうしても端材が出てしまいます。
    障子に使えないサイズでもドアの芯材に使えるものもありますが、サイズが小さい端材は使い道がなく、もったいないと思いつつも焼却していました。
    SHA/SHAの製品は、できる限り廃棄物を減らして環境にやさしい木材でものづくりをしたい、また木材を持続可能な方法で利用することで、環境に微力ながら貢献したいと考え、製品開発をしました。

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SPECIFICATION

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